Works
施工事例
2020.5.17
住宅リフォーム シマダハウスが16年前に分譲した戸建ての全面改修工事をさせていただきました。
転勤に伴い賃貸に出すことにされてから9年間、シマダハウスで管理。
しばらくぶりに戻ってこられるタイミングで水廻りや外装など、そろそろ改修が必要だろうから提案をしてほしい、とご相談を受けました。
①リビング -機能の集約と細部への配慮-
退去後は生活による傷が各所にありましたが、リペア工事を実施し目立たない状態に回復。
モニターホン周辺のスイッチやコントローラーが雑然としていた為、床暖房の系統をまとめ、電灯のスイッチもまとめて配置しました。
②キッチン -こだわりのカラーリングと愛着のある部材を再利用-
取手レスのキッチンでシンプルになり広々とした印象に。
オーナー様こだわりのハイセンスなカラーリングもショールームで一つ一つサンプルを試してたどり着いた配色です。
写真左奥のカップボードは既存のものから扉を新品に交換していますが取手を再利用し愛着ある家具を使い続けられるようにという思いを込めています。
コンロ奥の窓周りは、枠を取り付けるのではなく、タイル仕上げで小口を見せて素材感を引き出し、窓まわり上辺のタイルは変則的なカットになり職人の腕が光ったポイントです。
③バスルーム -明るく開放的なホテルライク仕様-
各部屋天井高を取り床下が浅い為、新設する浴室の床が洗面所より5㎝程度上がってしまうのではという懸念がありましたが、配線の見直しで床下の狭小スペースへ納め、すっきりと段差のない仕上りに。パウダールームと浴室の仕切りは特注サイズのガラス。袖壁はデザイン性を重視し、できる限りの薄さに仕上げ、明るく開放的でホテルライクなバスルームで、ご家族の疲れを癒します。
④パウダールーム -レイアウトにこだわった洗面所まわり-
窓の下にある見慣れない器具はタオルウォーマーです。ドレッサーとしても活用するカウンターの高さ、ミラーの高さのバランスも試行錯誤。ガス衣類乾燥機はメーカー純正の架台はデザイン面でご納得がいかず、造作で台を作成するなど、洗面所まわりはレイアウトにこだわりました。写真では見えませんがL字アングルを使用せずにシンプルに仕上げています。
⑤主寝室 -電気式の極薄タイプの床暖房を使用-
今回新たに床暖房を設置。電気式の極薄タイプなので床レベルもほとんど上がらずに施工出来ます。数ミリ上がった床にあわせて、建具の下端に切詰加工を行い開閉に支障が出ないように調整。クローゼットの収納システムは、内装工事の為に一度取り外し、再利用をしました。床暖房を入れることで、就寝時に部屋を乾燥させることなく、快適な温度に保つことができます。
オーナー様ご自身が住まわれる物件ということで、家族の要望や生活を一緒にイメージしたいとショールーム見学からご一緒に。現場にこまめに足を運んで頂けるからこそ、期待に応えたいと、ひとつひとつの素材や仕上げにこだわりをもって提案。デザイン、施工に品質にも大変満足いただき、また施工期間中の整理された現場にもお褒めの言葉をいただきました。
苦心した点も多いですが、私自身多くの勉強させて頂き、思い出に残るリフォームとなりました。(白井)
外装:外壁及び屋根塗装工事
内装:水回り設備交換、床暖房新設工事、他
1,980万円